さずけ地蔵尊 本堂の東側に位置していたさずけ地蔵を昭和59年1月、現在地に移し再建された地蔵堂
さずけ地蔵の由来
享保年間 当時山崎は大火、飢饉が相続き物情騒然たる世相を憂慮された相蓮社實誉上人が、太平祈願を目的として人々の幸福なる日々を切に願い、享保8年(1723)4月15日に地蔵尊を建立されました。この地蔵尊は、信仰深き人々の家々にさずけ事を持って夜間訪ねられ、明け方には地蔵堂に帰られるという言い伝えがあり、別名往来地蔵ともよばれ、この評判を聞いた人々が、脇棚にひかえている分身地蔵2体を持ち帰る、という騒ぎまであったとされています。
宗派を問わず、あらゆる人々の願い事を聞きとげられる 有難い地蔵尊は、爾来 多くの人々に信仰されています。
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